今、私の頭に触れている
眼鏡をかけた男性はカンヌ映画祭で初めて一緒に仕事をしたスタイリストです。
どれだけ気配りをしてくれるかは特段説明をしなくとも、写真から十分に分かるはずです。
ともすると、愛を確認するかのようにお互いに蝨を取るサルみたいです。
「俺みたいに刈ってしまえば触る髪の毛もなくてどれだけ簡單で気持ちよいだろうに。
あの野郎、腕痛いし、ちょっと適当にしたらいいのに、まったくもう.............」
灰色のTシャツのフランス人は心の中で我々にそんな言葉をつぶやいているかもしれないと思うと、さらにおもろい写真になったみたいです。